産業事業

同期制御システム用インバータVF66AD/VF66PD

同期制御システム用インバータVF66AD/VF66PD

進化を続けるVF66SVの高精度ドロー制御機能と同期位置制御機能を搭載した高機能モデルです。

特長・機能

VF66AD アブソリュート型同期制御

アブソリュート型の同期制御を実用化し、多くの商用輪転印刷機駆動システムを納入してきました。アブソリュート型同期制御とは、回転指令とモータ回転フィードバックを数値データにて行うものです。回転指令モジュールとしてSHPC-175-Zを、モータにアブソリュートエンコーダを使用し、33,554,432Digit/rの分解能を実現しています。

アブソリュート回転指令モジュール
SHPC-175-Z
当社独自の同期用通信にて回転位置指令と回転速度指令を送信
高精度ドロー、同期制御用
加減速時、セクション間の遅れが最小
RS422
モジュール外観

モジュール外観

VF66PD インクリメント型同期制御

インクリメント型同期制御は、従来、VF64SDSインバータに適用し、多数納入してきました。VF66PDは、その後継機として開発しました。VF66PDの同期制御は指令にA,B,Z相を生成するPGエミュレータモジュールを使用します。PGエミュレータモジュールとしてSHPC-172-Zを、モータにインクリメンタルエンコーダを使用し、76,800P/rを達成しました。

PGエミュレータモジュール
SHPC-172-Z
A,B,Z相信号による回転位置指令を生成し出力
高精度ドロー、同期制御用
加減速時、セクション間の遅れが少ない
RS422または光ファイバ
モジュール外観

モジュール外観

セクショナルドライブシステムへの適用例

VF66ADによるシャフトレス輪転印刷機への適用例です。速度制御精度は±0.001%を達成、従来にない高精度のセクショナルドライブを実現しています。下段はモータの速度指令を、上段の波形は回転位置誤差△Pの遷移を表しています。

同期制御の回転位置誤差

同期制御の回転位置誤差

仕様

制御方式 速度センサ付ベクトル制御
容量 200Vクラス 11~180kW 400Vクラス 11~1,000kW
電源定格 200~220V 380~460V±10% 50 / 60Hz±5%
出力周波数 0.1~400Hz
過負荷耐量 150% 1分間 200% 3秒間(冷温時 75kW以上は150%max)
ネットワーク OPCN-1
入力信号 アナログ±10V(2CH) 多機能入力8点
出力信号 アナログ±10V(2CH) 多機能出力3点

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