交通事業

戸閉装置

客車のドアを開閉する装置で、主にドア上部に設置されています。
収納場所の省スペース化、関連する電気系統との連携、そして乗客の安全性確保など見地から、設計・制御などの面で様々な工夫が施されています。

特長

  • 安全性を確保:開閉時には戸閉力を調整し、戸挟みした乗客や着衣・手回り品の脱出を容易に。走行中は強固な戸閉力を維持。
  • 保守作業を軽減:部品点数少量化や長寿命化により保守負担を低減。また軽量化等により着脱作業が容易。

製品紹介

戸閉装置の例

両開き連動方式(Y4)

方式 空気シリンダー+ベルト式
操作空気圧 490kPa
電磁弁制御電圧 DC100VまたはDC24V
扉開口幅 1300mm(標準)
戸閉力 560N
手動解錠 エアーコックによる
質量 約14kg

片開き方式(Y6)

方式 空気シリンダー
操作空気圧 490kPa
電磁弁制御電圧 DC100VまたはDC24V
扉開口幅 700~1000mmが可能
戸閉力 560N
手動解錠 エアーコックによる
質量 約15kg

両開き連動方式(YE4)

方式 電動シリンダー(ボールねじ駆動)+ベルト式
制御電圧 DC100V
扉開口幅 1300mm(標準)
戸閉力 560N(変更可能)
手動解錠 解除レバーによる
質量 約17kg

戸閉力弱め制御装置

制御電圧 DC100V
制御扉数 6または8開口/両
艤装 床下または座席下

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