交通事業
電車が電気を受け入れる装置で、屋根上に設置されます。架線(電線)に直接接触して電気を得るため、装置の使用環境は走行速度や外気状況により常に変化します。
そのため装置には、集電の量や品質を一定に保つように、また架線を損傷しないように、機構や素材などの面で様々な工夫がなされています。
新幹線用
方式 | 空気上昇・ばね下降方式 |
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架線電圧 | AC25kV/AC20kV |
集電電流 | 500A |
押上力 | 54N |
作用範囲 | 500-1000mm |
質量 | 180kg |
在来線用
方式 | ばね上昇・空気下降方式 |
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架線電圧 | DC1500V/DC750V/DC600V |
集電電流 | 1000A |
押上力 | 54N |
作用範囲 | 500-2000mm |
質量 | 150kg |
海外車両用
方式 | 空気上昇・自重下降方式 |
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架線電圧 | AC25kV/DC1500V |
集電電流 | 800A(at DC) |
押上力 | 54N |
作用範囲 | 500-2500mm |
質量 | 180kg |
新交通システム用
方式 | 側方剛体架線用ばね押し付け方式 |
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架線電圧 | 三相AC600V |
集電電流 | 400A |
押上力 | 59N |
作用範囲 | -500mm |
質量 | 30kg |